サイト紹介

キタランのクラシックギター練習室つるねに、おいでいただきありがとうございます。

当サイトは、クラシックギターをある程度弾いたことのある人の参考のために、 クラシックギターの練習曲などを選び演奏したものを公開しています。 特に、クラシックギター教本(吉田)と、カルカッシ、カルリ、ソルなどの 練習曲を聞くことができます。初心者の方は「クラシックギター入門室」をご利用ください。

あらゆる楽器を含め言えることですが、ギター(楽器)を練習する時には、楽譜の内容を読み取ることが必要となるため、一度、練習を始めたとしても、 楽譜を読み取るという煩雑さが、その練習を長続きさせることへの難しさにつながっているのではないかと思います。このため、楽器を演奏する人の 人口が、なかなか増えないという現象が生じているのだと思います。この点を改善するため、楽譜だけに頼るのではなく、 曲を聞きながら練習する方法を取れば、練習も長続きし、より多くの人が、生ギターの美しい響きを体感できるのではないかと思い、 曲を演奏し公開しています。[2013/04/07]

当サイトの名称「つるね」は、「ギターの弦の音」という意味を表したことばです。 弦はもともと、弓に張る「つる」と同じ意味があるようですので、これに音という 字をつけ、「つるね」としました。また、練習曲の難易度は、キタランの感じた難易度です。

音楽は、流れゆく時間にしっかりと連れ添っていかなければなりませんので、 ひとたび雑念が入りこむと演奏は乱れ、失敗することになります。ですから、 よい演奏をする為には、心を無にして、ギターの演奏に集中することが、とても大切なことです。 しかし、 当サイトのギター演奏は、心を集中するのがとても苦手なキタランの演奏ですから、 お聞き苦しいところが数多くあると思います。キタランの体と指がゆるす限りは、 ゆっくりとしたマイペースで練習を続けたいと思っています。[2010/09/24]

変則バロックピッチとは

ギターのチューニングは、普通、国際標準ピッチ、A=440Hzに設定しますが、インターネットで調べたら、A=444Hzが 良いということが載っていたので、試しにギターで演奏してみたら、意外と響きがきれいだったので採用することにしました。 しかし、444Hzにすると、弦の張りが強く、すぐに音程がずれてしまうので、半音下げたバロックピッチをベースにした 変則ピッチにしました(A=419Hz)。これならば、弦の張りも柔らかく、音程のずれも少なく、一週間に、1回程度、調整し直せば十分です。

バロックピッチとは、バロック音楽で用いられた標準ピッチで、A=440Hzより半音低い、A=415Hzになります。 バロック音楽の年代は、1600年から1750年頃までで、作曲家では、パッへルベル、ヴィバルディ、ヘンデル、バッハなど が有名です。[2012/10/12]


アースピッチとは

地球上では、24時間が過ぎると太陽が同じ位置に戻ります。 つまり、地球の1日の基準は、24時間であり、これを地球の自転周期と言います。 この24時間を分で現すと、60分×24=1440分となります。 さらに、秒を使って表現すると、60秒×1440=86400秒となります。 このことから、 地球の自転する速さの最も短い時間単位は、1秒で表すことができます。

この1秒をベースに、A=440Hzに最も近い周波数を割り出すと、 512Hzという値が得られます。A=440Hzにチューニングされた音階の中で、 512Hzに最も近い周波数は、C4=523.2Hzがあり、このC4の音を512Hzに決めた時、 Aの周波数は、431Hzとなります。

番号音名周波数
69A3431.0
70A#3456.6
71B3483.7
72C4512.5
73C#4543.0
74D4575.3

このA=431Hzは、19世紀にヴェルディが提唱した、432Hzに最も近い周波数になっています。 アースピッチは、地球の自転を基準に算出した周波数なので、自然界の周期によく調和した振動で響きますから、 私たち人間にとっても、ここちよい響きとして心身に伝わると思います。

ところで、1秒の長さが決まらないと周波数も決まりません。昔は、1秒の長さの基準は、決められていなかったと思いますので、 どのようにして、A=440Hzという周波数を決めていたのかは、 はっきり分かりませんが、現在、1秒は、原子時計から導き出された長さを使っているようです。 原子時計の、1秒は、天体観測の、恒星時(世界時)と歴表時を元に決められています。 1秒の長さについては、「天体の位置計算・長沢工著」の中で次のように書かれています。 「原子時計の1秒は、歴表時による1秒とできるだけ一致するように決められたものである。」

周波数:1秒間に何回、振動を繰り返すのかを示す値。数値が大きいほど高い音になる。単位は「ヘルツ」で、[Hz]と表す。
恒星時:地球の自転をもとに導き出された時刻系。
歴表時:地球の自転の変動分を考慮した時刻系。
原子時計:セシウム原子のエネルギー準位間の遷移から求められる振動数の時間間隔を1秒とした時計。

--- 追記:2019/10/18 ---


管理人紹介  連絡先:

ハンドルネームキタラン
使用ギターヤマハ・CG182S、  サイレントギター(YAMAHA-SLG-100N)
性別
生れ年1958年
ギター歴フォークギターを30年程。 クラシックギターは、2007年から弾き始めました。
拙著【心にやさしい音楽選2・昭和戦後の名曲編】    【音の不思議をさぐる】
居住地静岡県

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