●狩りの歌
クラシックギター、カルカッシの練習曲です。狩りの歌。【pn_carcas11a】(吉田教則本・練習59)
演奏日記【2015/11/27】
吉田光三さんのクラシックギター教則本・練習59で、95ページにのっている曲です。 装飾音が入っているので、ギターの特性を上手に利用した躍動感のある曲だと思います。 譜面には、「狩りのうた」と書いてありますので、狩りをイメージして作られた曲のようです。 この曲についてキタランの勝手な空想を書いてみますと、「初めに鳥の鳴き声がして、森の中へ だんだんと進んで行く。そして、狩りをしている緊張感へと変化していく。」 鳥の声、躍動感、緊張感を上手に出しているので、心がおどり、とても楽しく聞ける曲です。
難しかった個所は、以下の7点です。
- (鳥の声を奏でる)最初の装飾音
- 12小節目のスラー
- 13小節目のセーハとスラー
- 18小節からのDの分散和音
- 27小節目のミとソの和音
- 28小節目のファ♯とラの和音
- 33小節目のレとソ♯の和音
この曲は、カルカッシが、50曲の練習曲としてまとめたものの1つで、溝淵さんの教本には、 「50の漸進(ぜんしん)的練習曲」として紹介されています。カルカッシギター教則本の 溝淵浩五郎さんと阿部保夫さんの2つの本に「50の練習曲」の第30番目の曲としてのっています。 (漸進=段階を追って順番に進んで行くこと)
曲の速度は、アレグレットですから、8分音符をベースにした場合、このくらいの 速度でいいと思いますが、もう少し速くてもいいかもしれません。ピッチは標準ピッチです。 練習期間は、約1年です。
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